【連載】らじつう編集部がメーカーさんに聞いてみた・第十六回「3Racing ZERO CERO」

【連載】らじつう編集部がメーカーさんに聞いてみた・第十六回「3Racing ZERO CERO」

Interviewing and writing : C.E Shinji Katagir

 

 らじつう編集部がメーカーさんに直接質問を投げかける

 「らじつう編集部がメーカーさんに聞いてみた」

 注目の製品についてメーカー担当者に直接、ウェブサイトの商品説明よりも深堀した内容をらじつう編集部が聞いていきます!

  第十四回は3Racingの新世代ツーリングカーシャーシとして登場した「CERO Ultra」も2024年にはVer.2へと進化しましたが、ついに第三世代でもありプラットフォームとしても第二段階へと進む「ZERO CERO」が発表されました。Ver 3.0ではなくZEROとして登場する新モデルについて、いち早くメーカーにモデルの特徴についてお伺いいたしました!なお、日本での予約開始は入荷時期が決定次第お知らせいたします!


 TITCではプロトタイプが走行しておりましたが、製品版はどんなモデルに仕上がってくるのか?ぜひインタビューをご覧ください!

今回お話を伺ったのは?:

3Racing プロモーション担当

3Racing

https://3racing.shop/


らじつう編集部がメーカーさんに聞いてみた!

第十六回「3Racing ZERO CERO」

 ※今回の記事はメール形式で取材したものをらじつう編集部で会話形式に編集しております。

この度はお忙しいところ新商品についてお話伺う機会をいただきありがとうございます!

3Racing プロモーション担当です。どうぞよろしくお願いいたします。

 完全新設計の次世代ツーリングカーモデルとして登場したCERO Ultraから世代としては3世代目となり、Ver2ではホイールべースが短くなるという大きな変化があったと認識しておりましたが、今回のZERO CEROの設計コンセプトを教えてください

 一部誤った情報が伝わってしまっていたかもしれませんが、CERO Ver 2.0はホイールベースではなく、ベルトとシャーシが短くなっておりました。ホイールベース自体は変更されておらず、構造的にサイズが変更されていたモデルとなります。

 そのVer 2.0で得られた多くのデータを踏まえて、ZERO CEROの設計コンセプトは「簡単なメンテナンス性、超低重心、軽量化、進化した駆動メカニズム」を実現するという多くの部分を進化させることを目指したものになります。さらに、Sakura Zero誕生から15周年記念モデルとなることもあり、3Racingのシグネチャーカラーであるピンクを採用しまして、世界最高レベルの4WDツーリングカーを目指したフラッグシップモデルとして設計されております。

 なるほど。Ver 2.0について改めて特徴を説明していただきありがとうございます。なお、事前の公開情報ではサスペンション含めて90%近くのパーツが新規設計とのことですが、過去モデルでは新規パーツは使用可能となるのかぜひ教えてください。また、過去モデルのアフターパーツの供給がどうなっていくかも教えてください。

 事前に公開した情報通りとはなりますが、旧モデルとの互換性およびアフターパーツについては、ZERO CEROは約90%が新設計パーツとなっておりますが、一部旧モデルでも互換性のあるパーツもございます。これは随時情報公開できればと考えております。また、旧モデル用のアフターパーツ供給は今後も継続いたしますのでご安心ください。

 旧アフターパーツも継続して提供されるというのは現行ユーザーにとってもとても安心となりますね!また、一部新パーツも旧モデルで仕様できるものもあるということで、こちらもユーザーにとっては嬉しい情報です!

 なお、CERO Ultra並びにVer 2.0では最初に発売されたのはカーボンシャーシモデルでしたが、ZERO CEROのシャーシはどのような素材となるか教えてください。

 今回のZERO CEROは昨今のレースシーンのトレンドに合わせて、C-FRP(カーボン繊維強化樹脂)仕様とスチール仕様の両方が同時にリリース予定です。

 おぉ!ついにスチール仕様も同時リリースとなるのですね!これはとても楽しみです!

 次にサスペンションのアッパーアームについてお伺いさせてください。プロトタイプではマルチリンクタイプの調整式となっておりましたが、公開された画像では樹脂タイプになるように見受けられたのですが製品版の仕様をぜひ教えてください。また、樹脂タイプと調整式の違いを教えてください。

 ZERO CEROの製品版では樹脂タイプが標準搭載となります。なお、樹脂タイプと調整式の違いについてですが、樹脂タイプは調整が簡単で一般ユーザーの方向けとなりまして、調整式(リンクタイプ)はキャンバーやキャスターなど精密なセッティングが可能で、主に競技志向のプロユーザー向けとなります。ですので、競技志向のユーザー向けにマルチリンクタイプのアッパーアームは提供予定となっております。

 なるほど。競技志向の方はマルチリンク、一般ユーザーは樹脂タイプが向いているということですね!このあたりはそれぞれのスタンスで選択するのがよさそうですね。

 ちなみに公開された画像ではリアのボディポストの形状が変化しておりますが、どのような使用方法となるかぜひ教えてください。

 リアボディポストは新設計の形状変更により縦横の調整機能を統合しまして、さらに未端部分がボディを守る構造を持ちます。追突などによるボディの折れ(クラッシュ損傷)を低減し、レース中のトラブル回避にも貢献するものとなります。

 いままでにないタイプのリアボディポストで競技志向ユーザーには嬉しい改良となりそうですね!

 ここまでZERO CEROについて色々とお伺いしてまいりましたが、大人気となったSPORTモデルについても教えてください。
今後このZERO CEROをベースとしたスポーツモデルやmシャーシモデルが発売される予定はあるのでしょうか?

 現時点では計画はありませんが、今後の展開として前向きに検討してまいります。

 最新テクノロジーをベースとしたSPORTモデルへの期待はとても大きいのでぜひ楽しみにしております!

 現時点では発売予定日は公開されておりませんが、日本でのだいたいの発売予定時期を教えていただけますでしょうか?

 現時点の予定では、2025年夏の発売を予定しております! なお、日本国内の卸しにはグローバルリリース後1〜2週間程度で出荷開始される予定となっておりますが、取扱店舗様の需要によって前後する可能性があるためご注意ください。

  2025年の夏とはもうすぐということですね!らじつうオフィシャルオンサイトストアではいち早く取り扱いを開始させていただきます!

  ちなみにZERO CEROは目玉商品とはなりますが、2025年の3Racingの新製品の予定について言える範囲でお願いできますでしょうか?

 2025年は、ZERO CEROを筆頭に「精度・革新性・デザイン性」を兼ね備えた製品を多数リリース予定となっております。R/Cドライバーの可能性を最大限に引き出すラインナップを実現するべく頑張ってまいります。

 今年はZERO CERO以外にもまだ新商品があるということですね!期待のあのモデルも心待ちにしておりますのでとても楽しみにしております!

 ここまで多くのお話をお伺いしてまりいましたが、最後に日本のユーザーにメッセージをお願い致します。

 いつも3Racingをご愛顧いただき誠にありがとうございます。ZERO CEROは、私たちの技術と情熱を結集した究極の4WDモデルです。
走行性能・耐久性・美しさのすべてを兼ね備え、皆さまのR/Cライフに新たな価値を提供できると確信しております。これからも日本のR/Cシーンを一緒に盛り上げていけるよう商品を開発してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

お忙しいところありがとうございました!

編集後記

 今回は3Racing社の新型ハイエンドツーリングカー「ZERO CERO」についてどこよりも詳しく詳細をお伺いいたしました。発売は2025年夏予定ということで、期待が高まるばかりです。その他にも3Racing社の未発表の新商品もあるとのことでこちらも注目してまいります。トレンドを取り入れながら、独自の進化を続ける3Racing社のツーリングカーはグローバルだけでなく、日本でも愛好家が増加中となりますので、らじつうオフィシャルオンラインストア「WarehouseSTORE RD2」ではキットはもちろん、アフターパーツの在庫もしっかり確保してまいります!なお、日本での発売時期が判明次第予約を実施する予定となっておりますので、どうぞお楽しみに!


R/C(ラジコン)の購入や予約はらじつうオフィシャルオンラインショップにて!

https://warehousestore-rd2.stores.jp/

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