【らじつうレポート】LC Racing PTG-2TC マシンレポート&比較レポート(TT-02 Type SRX)【PR】

【らじつうレポート】LC Racing PTG-2TC マシンレポート&比較レポート(TT-02 Type SRX)【PR】

 リーズナブルな価格設定ながら高い走行性能で人気となったラリーモデルである「LC Racing PTG-2R」のコンポーネントを受け継いだ新型ツーリングカー「PTG-2TC」が新登場いたしました。 LC Racingのモデル同様本格的な設計や装備を持ちながらリーズナブルな価格を実現している注目のモデルです。ホビーショーで公開された際には別売かも?というお話もあったオリジナルボディも同梱となり、このキットを買うだけで本格サーキット走行が行えるお得なパッケージとなっております!今回は開封から組み立てのダイジェストに加え、走行レビューまで注目の新モデルをしっかりご紹介してまいります!どうぞお楽しみに!

 ※本レポートでは、LC Racing社より提供されたサンプルキットを使用しておりますが、オフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」で販売しているキットと同一のものとなります。


30,600円 ※15%OFF

※オリジナルボディ同梱、メカ類やバッテリーは含んでおりません。組み立てモデルです。

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LC Racingキットの組み立てには、組み立てに最適なビットを搭載したRD2オリジナルHEX(六角)レンチドライバーセットをぜひどうぞ!

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■組み立てポイントレポート

 こちらが完成した全体図になります。組み立てに関しては組み立て説明書も全て日本語になっていること、丁寧な解説も添えられており、他社ツーリングカーを組み立てた経験者はもちろん、初めてがこの1台という方でも組み立て自体で迷うことは少ないように感じました。

 注意点としてはデフオイルやダンパーオイル、ねじ止め剤が同梱されていないので、それらを別途用意する必要があることや、最初のセクションで組み立てをするギアデフの短いシャフトピンをケース内で差し込むところは、他社ギアデフに比べると寸法がギリギリに設定されており、未経験の方にとってはどうやって入れたらよいか迷うところかもしれません。今回はケース内でシャフトがギリギリ入るところに少し強めに押し込むことで組み立てを完了しております。逆に言いますとギアデフ以外の箇所で組み立てに迷うような箇所はほぼなく、説明書に沿って組み立てを進めていけば間違いありません。各パーツーはLC Racingの他キットと同様に精度も高く、無理やり組み付けるような場面や加工が必要な場面はありませんでした。

 なお、万が一部品の不足があった場合や組み立てについて不明箇所がある場合は日本代理店である流星株式会社様がフォローいただけるとのことですので、この点も安心できるポイントですね。

■マシンレポート

 アッパーIアームのダブルウィッシュボーンのサスペンションにLC Racingのイメージカラーである赤のアルマイト処理がされたアルミ製オイルダンパー・カーボンステーが標準装備となっております。六角ホイールナットもアルミ製、スタビライザーは数種類がキット同梱となっており、路面や状況に合わせて選択することができます。ステアリングワイパーもオーソドックスなタイプですが、カーボンの強化ステーが標準で搭載されます。後ほどタミヤ TT-02 Type SRXとの比較をいたしますが、シャフトドライブ4WD・リアモーターという点や標準装備の豊富さを考えるとTT-02のエボリューションモデルと同じクラスのマシンということができます。

 ドライブシャフトもLC Racing のイメージカラーとなっており、サーボマウントやバッテリーステーもカーボン製。シャーシはジュラルミン製となり、シャーシに取り付けるメカプレートに各種メカ類を装着する構造になっております。基本コンポーネントはラリーモデルであるPTG-2Rから引き継いでおり、ジェラルミンシャーシの上に樹脂製の補強ステーが配置されているため、アッパーデッキは省略されております。

 リアセクションもフロント部分と同様です。特徴はないですが実績のあるオーソドックスな形式でまとめられております。

 PTG-2TCは基本コンポーネントをPTG-2Rから引き継ぎながらツーリングカーとしての走りを実現するために前後ダンパーやダンパーステー、シャーシなどの専用パーツを搭載したモデルとなります。奇をてらった所はなく、ごくごくオーソドックスな構成とはなっておりますが、すでに実績があるコンポーネントだけに性能については安心感があるとも言えます。なお、途中でもお伝えしたおり、フルベアリングは当然のこと、前後アルミ製オイルダンパーや各所のカーボンパーツの標準搭載、スタビライザーの複数径のキット梱包など他社でいえば入門モデルのエボリューションモデルの立ち位置と近いモデルであると言えます。そう考えるとボディも同梱されていることも考えれば大変コストパフォーマンスの高いキットと言えます。

■PTG-TC : TT-02 Type SRX 比較

 車体の基本構成や多くのオプションパーツにあたるようなパーツを標準搭載していること、また価格帯も近いこともあり、今回はTT-02 Type SRXとの比較を行ってまいります。

 PTG-2TCとTT-02 Type SRXを並べてみました。レッドとブルーが対比的ですが、ぱっと見の印象が非常に似ていることがわかります。ある意味で成熟しつくした構成ではありますので最適解が同じになっていくのはツーリングカージャンルの特長とも言えますね。なお、シャーシについてはジュラルミン+樹脂補強のPTG-2TCと樹脂バスタブのTT-02 Type SRXという違いがあります。

 フロント周りはステアリングワイパー周りの処理がそれぞれ特徴はありますが基本的な構造としてはほぼ同じ形となっております。サスペンション関連やダンパーの配置についても双方オーソドックスな形式となっております。

 センターにドライブシャフトが通り、左側にモータ・メカ類、右側にバッテリーという構成も同じです。

 リアセクションを比べてみると、TT-02 Type SRXは上位車種のロアアームを使用しているため形状がシンプルになっておりますが、形式としてみればどちらもオーソドックスな形式であることがわかります。

 背面の比較です。PTG-2TCはラリーモデルから基本コンポーネントを流用していることもあり、ツーリングカーより若干ラリーカーに近い印象があります。TT-02 Type SRXについては上位車種のサスペンションロアアームを搭載しており、少し特徴的な取付になっていることがわかります。

 フロント部分のシャーシ処理が異なることもあり両モデルのフロント部分を横から比較しております。

 PTG-2TCとTT-02 Type SRXを比較してまいりましたが、モデル全体のサイズ感や基本コンポーネントの構成など非常に似た特徴を持つツーリングカーであることがお伝えできたのではないかと考えております。なお、PTG-2TCはオリジナルのツーリングカーボディも同梱となっておりますのでその点はこのキットから始める入門者の方には嬉しいところですね。

 オーソドックスな構造のツーリングカーの愛好家の方はとても多くいらっしゃるので、タミヤ製だけなくちょっと違う選択肢として有力な1台と言えるのではないでしょうか?上級者の方のセカンドカーとしても標準装備が充実してるので買い足すものが少ないという意味でもオススメできるモデルです。


 今回はLC Racingの新会社ツーリングカー「PTG-2TC」のマシンレポートとタミヤ TT-02 Type SRXをとの比較レポートをお届けいたしました。実際に写真で比較してみるとTT-02 Type SRXとの共通点が多く確認できたのではないかと考えております。また、オリジナルツーリングカーボディの同梱であったり、標準装備が豪華であったりするところはPTG-2TCのセールスポイントであると言えます。

 そしていよいよ次回は走行レビューをお届けできればと考えております。どうぞお楽しみに!

(レポート:らじつう編集部 C.E Shinji Katagiri)

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