Revopoint Japan株式会社は新ハンディ3Dスキャナ「MetroX 3Dスキャナー」を発表した。MetroXは、「ブルーハイブリッドレーザーライン」と「全フィールド構造光」という革新的な技術を搭載した3Dスキャナー。 4つのスキャンモードを備え、プロのニーズにも対応する高精度でありながら、お求めやすい価格を実現。 あらゆる形状の対象物を簡単にスキャンし、ワークフローを効率化する。
■以下プレスリリースより引用
4つのスキャンモードで、可能性は無限大
MetroXは、4つのスキャンモードを搭載しており、平面から複雑な細部まで、小型・中型オブジェクトのあらゆる形状を最適に捉えます。それぞれの形状に適したスキャンモードを選択することで、より高精度なデータを取得できます。
交差ライン
MetroXの14本の交差したブルーレーザーラインは、最大毎秒80万点の速度でスキャンを行い、機械や光沢のある物体、黒い物体の平坦で特徴のない領域を、スキャンスプレーなしで素早く捉えます。
平行ライン
7本の平行ブルーレーザーラインスキャンモードで、細部、エッジ、複雑な表面を正確に捉え、3Dモデルの鮮明度を高めます。
自動ターンテーブル
どんなに小さな対象物であっても、測定精度を落とすことなく、完全自動で3Dデータを取得できます。2軸回転台、Revo Scan、そしてMetroXが連携し、マウスをクリックするだけで、対象物の完璧なデジタルツインを作成します。
全フィールド構造光スキャン
62本の強力な構造化ブルーライトで、特徴の多い物体でも少ない物体でも、毎秒最大700万点という速さで効率的に捉え、わずか数秒で点群データを作成します。
測定器並みの精度
MetroXの超高精度な測定結果で、もう測定データに迷うことはありません。最大0.03mmの正確度と0.01mmの精度で、プロのワークフローに対応する3Dモデルを作成できます。
Revo Scanの使いやすいキャリブレーションウィザードと、最新高精度キャリブレーションボードを使用して、MetroXの精度を確保。このボードは先進的なリソグラフィー技術で製造されており、一貫した正確性を実現します。
柔軟なキャプチャ
3つのスキャンモード:詳細なオブジェクトには「特徴モード」、特徴のないオブジェクトには「マーカーモード」、ボリューム精度を向上させるためには「グローバルマーカー」を使用してください。
多機能ソフトウェア
Revo Scanは、使いやすさにこだわったソフトウェアで、新しい機能も頻繁に追加されています。点群の作成から融合、メッシュ化、編集、結合、インポート、エクスポートまで、3Dモデル作成に必要な機能がすべて揃っています。
Revopoint MetroXは、PLY、OBJ、STL、ASC、3MF、GLTF、FBXなど、様々なファイル形式に対応しており、またQuicksurface、Geomagic Wrap、Geomagic Controlといったソフトウェアとの連携もスムーズです。この互換性により、スキャンデータをCADデータに変換する作業や、品質検査ソフトウェアとの連携が効率的に行えます。
アドバンスセット専用の形状マーカー
形状マーカーキットのドーム10(磁着式)、ピラミッド4(磁着式)、ボール10(磁着式)、およびバー4の形状マーカーを使用して、スキャン作業のワークフローを効率化します。
マーカーブロックキットにより、レーザースキャンの設定や特徴のない物体をフルフィールドモードでスキャンする際に必要なマーカーの数を大幅に削減し、膨大な時間を節約します。マーカーは再利用可能で、自由に組み合わせることができます。
プロ向けの使用シーン
リバースエンジニアリング
MetroXは、どんなワークにも対応し、測定グレードの3Dモデルを生成することで、リバースエンジニアリングプロセスを効率化します。生成された3Dモデルは、CADソフトへの取り込みにも対応しています。
品質管理
MetroXで作成した高品質な3Dモデルを活用すれば、製造工程における欠陥やズレを迅速に特定できます。複雑な部品や製品であっても、設計の許容範囲を満たしているかを確認することができます。
3Dプリンティング
MetroXを使えば、あらゆるオブジェクトを驚くほど精密にかつ簡単に、ほぼすべての小型〜中型のオブジェクトを複製できます。
迅速な試作品製作
MetroX を活用してオブジェクトの正確な寸法をキャプチャすることで、迅速な試作品制作が可能になります。修正の手間を減らし、時間とリソースを節約できるので、試作品づくりがスピードアップします。