RD2 magazineオフィシャルオンラインストア「WarehouseSTORE RD2」から誕生したオリジナルツール&グッズブランド「Tool & Goods Factory – RD2」の商品企画担当者が「こんなものが欲しい!」という願いを叶えていくモノづくりストーリーです。
※本連載の登場人物の一部に架空の人物を含みます。
記念すべき第一回は、先ごろ発売したばかりの「RD2 – オリジナル HEX(六角)レンチドライバーセット(1.5/2.0/2.5/3.0)【エンドキャップ付】」の誕生ストーリーをお届けいたします!なお、この開発途中に同じ色を採用した「Enjoy smile goods RC模型用 ステアリングホイール」も開発されております。こちらについても少し触れていきます!
RD2 – オリジナル HEX(六角)レンチドライバーセット(1.5/2.0/2.5/3.0)【エンドキャップ付】
¥3,750(税込)
https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/65c7718d7af5510dd979a621
Enjoy smile goods RC模型用 ステアリングホイール
※RD2オリジナルカラー「RD2 ターコイズ」が今回開発した商品です。
¥2,200(税込)
https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/64e59998cac6f9002d7bc868
なお、RD2の商品開発は「enjoy Smile co.株式会社 様」とのコラボレーションにて行っております。
enjoy smile co. 株式会社
登場人物:
Tool &Goods Factory RD2開発担当
霧島 美佐(Misa Kirisima)
RD2の商品企画の担当。R/Cの組み立てや、オリジナルツールのモデリング、
3Dプリンターのメンテナンスまで、とにかく自分でやってみるがモットー。
enjoy smile co. 担当者
夢野大輝(Yumeno Daiki)
R/Cデザイナー 石川博義氏が率いる「enjoy smile co.株式会社」の窓口担当者。
担当の無理難題にも適切なアドバイスをしてくれる頼れる方。
第一回「オリジナルHEX(六角)レンチドライバーセットを作る その2」
※一部実在しない架空の人物が登場します。
〇前回のあらすじ
使いやすいドライバーが欲しいとぼんやり考えていたRD2factory担当者に、だったらオリジナルを作ればどうですか?と持ち掛けるenjoy smile co.窓口担当。あっという間にサンプル選定が終了し、オリジナルデザインのポイントの整理やオリジナルカラーの選定まで終わった。さて、この後どんな試作品ができあがってくるのか?
あれからカラーコードもお伝えしたんだけど、どうなったのかなぁ?
すみません、大変お待たせ致しました。工場には加工したいポイントとカラーコードを伝えまして、早速CADで試作品をモデリングしてくれました。
あら?いらしていたんですね!最近はもう全部デジタルなんですね。
そうなんです。早速ですが選んでいただいたサンプルにご要望の加工とカラーコードを反映させたものを見てみてください。
おぉ!!!選んだサンプルとはぜんぜん違う印象ですね!
そう言っていただけるとありがたいのですが、まだCADの状態なのであくまでイメージだと考えて下さい。なお、違う角度の画像もあります。エンドキャップにビットのサイズを入れるのはどうか?と工場から提案がありましたがどうでしょうか?
うわぁ!!とってもいいです!指先でつまんで使う部分もサンプルからイメージに近くなってます!
いやぁ、よかったです。ちなみに溝をいくつか入れてはどうか?と工場から提案がありまして、実際に削ってみてとはなりますが、このように溝を入れた場合にアルマイトの色にするかアルミの色にするかどうしましょうか?
そうですねぇ。アクセントになるので溝はアルミの色でお願いします!
わかりました。では今伺った内容を工場に伝えまして製品仕様を仕上げてもらいますね。
よろしくお願いいたします!
数日後
お待たせしました。前回お伺いした内容でほぼ加工に進めそうなのですが、あと少しだけ色の入れ方を相談したく。このA~Eの部分でアルマイトの色にしたい箇所がありましたら教えてください。
ふむふむ。全体にRD2の新イメージカラーにしていただくので、ちょっとアクセントの意味でもこの図のままで大丈夫です!
わかりました。では、いよいよ実際の試作を行ってまいりますので少々お時間ください。
はい!とっても楽しみです!
数週間後
大変お待たせ致しました。グリップ部分の試作画像が届きましたのでご確認お願いします。
おぉ!!!すごい!!こちらが指定したカラーコードと同じ感じになっています!
指先でつまむ部分も事前に見せていただいた形と同じですね!
なんか一気に実感が湧いてきます♪
イメージに近い形ということでホッとしました。では、アルマイトはこの色で進めますので、グリップ部分に刻印するロゴのデータをいただけますか?
わかりました!なお、ロゴデータはどのような形式で用意すればよろしいのでしょうか?
入稿はaiファイルでお願いします。ちなみにレーザーで刻印しますので印刷とは違いまして、レイヤーが複数だったり曲線がつぎはぎだとうまく処理できないことがありますのでご注意ください。
なるほど。ではいくつかのパターンでaiファイルを作成しますのでお待ちください。
はい。いただけましたら順次工場のシステムで確認しますので。
数度かのやり取りが繰り返された後
あっ、このファイルは正常に処理できました。ではこれでいきましょう。
ふぅ。なんか普段とは違うデータの作り方だったので時間かかってしまってすみません。ポイントはわかったので次回やるときはバッチリです!
それは頼もしい。では、これでレーザー刻印の試作に進みますね。また少々お時間をください。
わかりました!この試作が出来上がるまでの待ち時間も楽しかったりします♪
前回から始まった新連載「こちらRD2 factory」。Warehouse STORE RD2のオリジナルブランドである「RD2」の開発担当が「こんなものを作りたい!」という想いを実現させていくストーリーを今後お届けしてまいります。
今回は前回固めたオリジナルツールのイメージを試作していく段階をお伝えいたしました。担当者のイメージをしっかりと引き出し、生産工場とのやり取りをスムーズにしてくださったenjoy smile co.様には感謝しかありません。このようなツールの製作過程というのはあまり公開されないものでもありますので、一つのツールがこうやってできていくんだ!というプロセスを感じていただければと考えております。
次回はいよいよツールの完成へと進んでまいります!その途中でもう一つの商品も生まれることに!?ぜひお楽しみに!
R/C(ラジコン)の購入や予約はRD2 magazineオフィシャルオンラインショップにて!