Interviewing and writing : C.E Shinji Katagir
RD2 magazine編集部がメーカーさんに直接質問を投げかける
「RD2 magazine編集部がメーカーさんに聞いてみた」
注目の製品についてメーカー担当者に直接、ウェブサイトの商品説明よりも深堀した内容をRD2 magazine編集部が聞いていきます!
第七回は昨年ツーリングカープラットフォームを刷新し話題沸騰となった3Racingが送り出す新型ハイエンドツーリングカー「CERO Ultra VER.2」についてお話を伺いました!
3Racing KIT-CERO ULTRA VER2.0 TOURING CAR
¥65,450(税込)※送料無料
https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/653612066c50d7045ad7eb92
初代CERO Ultra TOURINGCAR登場から約1年。ユーザーのフィードバックも含めてより戦闘力を増したVER.2について、RD2 magazine編集部が聞いてみました。なお、インタビューは英語で行っており翻訳は、RD2 magazine編集部にて行っております。
今回お話を伺ったのは?:
3Racing プロモーション担当
3Racing
RD2 magazine編集部がメーカーさんに聞いてみた!
第七回「3Racing CERO Ultra VER.2」
※今回の記事は英語でのメール形式で取材したものをRD2 magazine編集部で翻訳し、会話形式に編集しております。
この度はお忙しいところ新商品についてお話伺う機会をいただきありがとうございます!
3Racing プロモーション担当です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、ブランニュープラットフォームとしてCEROが登場して1年となります。初代CERO Ultra TOURINGCARに始まり、FWDやアルミシャーシバージョンであるACE、更にはエントリークラスの価格で話題となったSPORTと次々に新車種が発表されてまいりましたが、今回ついにハイエンドモデルであるCERO Ultra TOURINGCARがVER.2になるということですが、これはもともと予定されていたアップデートなのでしょうか?また今後も1年毎にアップデートされていくのでしょうか?
最初のモデルを送り出してから多くのユーザーが我々のモデルを手に取ってくれたことをとても嬉しく感じています。本当にありがとう!そして、今回VER.2という形でプラットフォームをアップデートしたが、これが毎年行うことになるかどうかはまだ決まっていないが、CEROプラットフォームを使用してくれるユーザーの要望であったり、我々が必要と判断すればプラットフォームのアップデートは常に取り組んでいきたいと考えています。
なるほど。今回もっと車両の性能を高めたいというタイミングだっということですね。また、今後毎年アップデートされるというわけではなく、必要に応じてアップデートが実施されていくということもよくわかりました。なお、今回のVER.2ではシャーシサイズの変更やナロー化など多くの変更が行われていますが、改めて強化ポイントを具体的に教えていただけますか?
今回のVER.2の変更点としては、まずドライブシャフトをすべてデフ&スプールからダイレクトに出でてくるように変更しまた。これにより加速性を高めています。つぎにシャシーを絞り込んで高速コーナーへの対応を強化しています。そして、ショックタワーを寝かせることでインフィールドでの転がり応答性を高めるよう設計しています。更にリヤシャフトにドライブシャフトジャケットを装着してピンアウトを保護したり、リアアップライトをネガティブキャスター付きに変更したりしています。これらの変更を行ったことでCEROプラットフォームはより1段高いパフォーマンスを得たと考えております。
シャーシのサイズ変更だけでなく、細部に至るまで多くの変更が施されているのですね!ちなみにショックタワーが寝かされているということでしたが、ダンパーユニットは変更されているのでしょうか?
今回確かに取り付け角度は設計変更を行っていますが、ダンパー本体はV1と全く同じものを使用しています。サスペンション周りのパーツの設計変更によりより寝かした形で取り付けができるようにしています。
初代モデルから変更されていないパーツもありながらのアップデートということなのですね。ちなみに販売されているアフターパーツでVER.2用が発売されており、初代用のものが終売になっているものがありますが、VER.2用のパーツは初代モデルでも使用可能なのでしょうか?
今回シャーシやドライブ関連、サスペンション関連など多くの変更を行っておりますが、形が同一なものはVER.2用であっても初代プラットフォームモデルでも使用することが可能です。
これは初代プラットフォームユーザーにとっても今後も安心して走行を楽しめる情報ですね!なお、今回円高であったり原材料費高騰という流れのなかで価格据え置きになっておりますが、今後のモデルで値上げされる予定などはあるのでしょうか?
正直、円高であったりインフレが進んでいる世の中ですので、今後値上げをしないという約束はできませんが、今回はなんとか価格を維持した形でお届けすることができました。我々としてはできるだけ良い物をリーズナブルに提供することをポリシーとしており、今後もそれは変わりません。
ユーザーとしては良い物が安く手に入ることはとても嬉しいことですし、それを実現されていることに感謝するばかりです。さて、ここまで色々と伺ってまいりましたが今後発売予定のモデルについてもお伺いすることはできますか?
現状お話できるモデルとしては、先日詳細を公開しましたFWD sportとなります。それに続いてCERO MINIと呼んでおりますMシャーシモデルが続き、アルミシャーシバージョンのULTRA ACE v2やFWD V2も発売を予定しております。
続々と新製品が送らされる予定ということですね!RD2 magazineでは今後も最新情報をお伝えしていければと考えております。最後となりますが日本のユーザーに向けてメッセージをお願いします。
いつも応援してくれている日本のファンに感謝の言葉を贈ります。我々はいつもインターネットでたくさんの記事やビデオを見ておりますが、いつも心が温かくなります。本当にありがとう!そしてこれからもどうぞよろしくお願いします!
本日はありがとうございました!!
編集後記
今回はここのところツーリングカー市場で話題沸騰の3Racing社に新型ハイエンドツーリングカー「CERO Ultra VER.2」のアップデートについてお伺しました。初代プラットフォーム登場の際にはいままでのコンセプトから一新し、今後10年間進化させていくプラットフォームを作り上げたとお話を伺いましたが、1年後には更にブラッシュアップされたマシンが登場してまいりました。この1年間では3Racingのユーザーが大幅に増加していることはRD2 magazine編集部でも実感しているところですし、レースイベントにCERO SPORTが多く持ち込まているというお話も伺ったりしています。そんな多くのユーザーのフィードバックやメーカーの努力によりブラッシュアップされて走行性能が高まったVER.2は、現行3Racingユーザーに限らず、すべてのツーリングカーユーザーが注目するモデルになっているのではないでしょうか?今回の詳細の一部がお届けできていれば幸いです。
また、初代モデルからキャリーオーバーされているパーツがあることや、VER.2用のアフターパーツが初代モデルでも使用できる点なども確認することができました。これらのパーツはRD2 magazine公式オンラインストア「WarehouseSTORE RD2」にて販売しております。VER.2パーツもいち早く入荷しておりますので、ぜひご覧ください。
今後も様々なモデルの発売が予定されているというコメントもありましたので、新たなモデル発売された際にはまたお話を伺いできればと考えております。どうぞお楽しみに!
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