Interviewing and writing : C.E Shinji Katagir
RD2 magazine編集部がメーカーさんに直接質問を投げかける
「RD2 magazine編集部がメーカーさんに聞いてみた」
注目の新製品についてメーカー担当者に直接、ウェブサイトの商品説明よりも深堀した内容をRD2 magazine編集部が聞いていきます！
第四回は京商株式会社より発売される京商60周年記念モデルとなる、「’87 JJアルティマ レプリカ60周年記念限定仕様」について、京商マーケティンググループ 矢嶋孝之さんにお伺いいたしました。
人気の高い京商ビンテージシリーズの第13弾として、更に京商60周年記念企画の一つとして発表され、すぐさま大きな話題となった「’87 JJアルティマ レプリカ60周年記念限定仕様」の企画の成り立ちや製品の特長について、RD2 magazine編集部が聞いてみました！
今回お話を伺ったのは？：
京商株式会社 マーケティンググループ 矢嶋孝之さん
京商株式会社
RD2 magazine編集部がメーカーさんに聞いてみた！
第四回「京商 ’87 JJアルティマ レプリカ60周年記念限定仕様」
今回は京商60周年記念モデルとして発表され話題となった注目の新製品「’87 JJアルティマ レプリカ60周年記念限定仕様」についてお伺いできればと考えております。どうぞよろしくお願い致します。
京商株式会社 マーケティンググループ 矢嶋です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、早速ですが今回発売される「’87 JJアルティマ レプリカ60周年記念限定仕様」、京商ビンテージシリーズ第12弾のオプティマミッドに続いて第13弾として登場するのですが、なぜドライバーカスタムモデルである「’87 JJアルティマ レプリカ」が選ばれたのでしょうか？
ここ数年開催している「京商ビンテージミート」のイベントの時に（https://www.kyosho.com/rc/ja/race/2022/vintage_meet/result/index.html）、⾃作の「JJアルティマ」を展⽰してくれた参加者の⽅々がいらっしゃいました。あの⽇の出来事を今も⼤切に胸に秘めているお客様から、知らず知らずのうちに影響を受けていたのかもしれません。また、弊社の60周年記念モデルに相応しい特別モデルを！と企画を作っていく中で選定されてきたというのがこのモデルの誕生経緯となります。
なるほど。ユーザーの熱い想いや、60周年に相応しい特別なものをという所からこのモデルが選定されたのですね。なお、以前伺ったお話で京商ビンテージモデルシリーズは過去の⾦型を使⽤するのではなく、０から再設計されていると伺っていますがこのモデルも同様でしょうか？
過去の⾦型ではなく再設計しました。今回の「’87 JJアルティマ レプリカ60周年記念限定
仕様」のベースとなった、初代アルティマを2019年にビンテージシリーズとして復刻ライ
ンアップしましが、1987年当時と同様にこの初代モデルをベースに「’87 JJアルティマ レ
プリカ60 周年記念限定仕様」となるパーツ群をさらに新規で再設計しモデル化しました。
また、現在も親交がある「ジョエル・ジョンソン選⼿」は、当時の勝利⾞をお持ちで現存し
ています。その⾞の採⼨などを実施しながら、これまでのビンテージシリーズ同様に当時の
設計者がデザインを担当しております。
ベースとなるのは2019年に復刻されたアルティマなのですね。そして、当時の設計者の方が再設計を担当され、当時のキットを実際に採寸までされてパーツを再設計されたというのはすごい手間ですね。こういうとこからもこのモデルが本当に特別だということがわかりました。それだけの手間がかかっているモデルだけにかなり⾼額モデルですし、また京商60 周年記念ということもありこのキットは1 回限りの⽣産なのでしょうか？それとも今後再生産の予定はあるのでしょうか？
60thアニバサリーの期間限定品となります。「’87 JJアルティマ レプリカ60周年記念限定
仕様」のオーナーになりたいと、⼤きな熱量のお持ちの⽅にお届けできれば幸いです。
今回限りなのですね！このモデルを絶対に欲しいかたはこの機会を逃せませんね！では、最後にこのキットを⼼待ちにしているユーザーにメッセージをお願いします。
おかげさまで弊社は1963年にスタートして60周年をこの10⽉10⽇に迎えます。1987年
にIFMAR 世界選⼿権で「ジョエル・ジョンソン選⼿（アメリカ）」がアルティマを駆り、
初めての世界タイトルを京商にもたらした記念碑的なモデルが「’87 JJ アルティマ レプリ
カ60周年記念限定仕様」です。是⾮、当時の雰囲気を存分に味わっていただければというのと、そのマシンが現在の最新技術で様々にアップデートされたマシンとなっております。かつて、京商のカタログにも無かった「レアマシン」をどうぞよろしくお願いします。
今後の新製品にも期待しております！本日はありがとうございました！
編集後記
今回は京商株式会社 矢嶋さんに新製品「’87 JJアルティマ レプリカ60周年記念限定仕様」について、開発の経緯や製品の特長について聞いてみました。
思い出のモデルを自作してしまうユーザーがいるという事実、そして京商60周年を記念するに相応しいモデルを！という企画の皆様の想いが詰まった完全限定生産モデルとして誕生する「’87 JJアルティマ レプリカ60周年記念限定
仕様」、当時の熱狂をリアルタイムで感じた方にはぜひとも手に入れたい1台となるのではないでしょうか？
京商のビンテージモデルシリーズは記事中でもあったとおり、当時の金型を使うというような復刻ではなく、当時の設計者が現在の技術と経験をもって、再設計するという手法で生み出されており、まさに現代に蘇るという表現がぴったりな1台となることでしょう。
なお、後日のタイミングで開発を担当された方に詳細なインタビューも実施できればと考えております。そちらもどうぞお楽しみに！
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