Interviewing and writing : C.E Shinji Katagir
RD2 magazine編集部がメーカーさんに直接質問を投げかける
「RD2 magazine編集部がメーカーさんに聞いてみた」
注目の新製品についてメーカー担当者に直接、ウェブサイトの商品説明よりも深堀した内容をRD2 magazine編集部が聞いていきます!
第三回は香港のR/Cメーカーである3racing社に今春発売予定の「CERO Sport」について、
広報担当者にインタビューいたしました。なお、インタビューは英語で行っており翻訳は、RD2 magazine編集部にて行っております。
3Racing 1/10 CERO SPORT TOURINGCAR(6:4)【KIT-CEROSPORT 】
12,679(税込)※15%OFF※予約受付中
https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/644b5d72dbaefd002c94a604
コストパフォーマンス抜群のR/Cモデルを送り出してきた3Racingが2022年にブランニュとなるハイエンドツーリングカー「CERO Ultra」をリリースし、大人気となっていることはRD2 magazine読者にはお馴染みのところですが、今回その「CERO Ultra」をベースにミドルクラス向けとなるツーリングカー「CERO Sport」が発売されると発表された。今回、そもそもCERO Ultraの特長からSportの開発経緯など、RD2 magazine編集部が色々と聞いてみました!
今回お話を伺ったのは?:
3Racing プロモーション担当
3Racing
RD2 magazine編集部がメーカーさんに聞いてみた!
第三回「3Racing CERO Sport」
今回は注目の新製品「CERO Sport」について色々とお伺いできればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
どうぞよろしく!!
さて、早速ですが今回発売される「CERO Sport」についてなのですが、ベースとなったCERO Ultraの特長をまずはお伺いしてよろしいでしょうか?
2011年からサクラゼロというツーリングプラットフォームをリリースしていますが、2021年までの10年間でサブCバッテリーからリポバッテリーへとバッテリーが進化し、走行速度も変わってきました、そんなスピードに対応するポイントとしたのがサスペンションの形式です。アームズピン式からピボットウィッシュボーン式へ変革を行い、今後10年で成熟させていきたいと考えています。ですので今後10年間はCeroという名称を使っていきます!なお、CEROプラットフォームの特徴は、ピボットボールサスペンションを搭載し、モーターポジションは6:4と5:5の2種類を選択できます。更に新開発のロープロファイルアブソーバーや、センターラインを保つリアベルト、ヘックス型の新しいジュラルボールベアリングアップライト、より高いレスポンスを実現するためのグラファイトウィッシュボーン、更にコンポジットアッパーウィッシュボーンとラピッドエクスチェンジスパーギアなど、従来のプラットフォームから多くの点を進化させました!
なるほど、最近のスピードに対応した機構が取り入れられているんですね!では、次に今回発売される「CERO Sport」の開発経緯について教えてください。
Cero Ultraの開発では、最新技術をとことん反映させていきたいと考えていまして、それが市場に受け入れられるのか注目していましたが、Cero Ultraが発売された後、非常に多くの好評の声をいただきました!このプラットフォームが市場に受け入れられていると確信し、CERO Ultraをベースとしたビギナー向けのスポーツバージョンの開発を開始しました。
なるほど。CERO Ultraは大きな挑戦だったのですね!当サイトでも多くの読者がCEROの記事に注目しています。多くのユーザーがCEROを手にとって高評価をしたことが今回のモデルの開発のきっかけになったのですね!ちなみにこのCERO Sportはどのようなユーザーに楽しんでもらいたいと考えていますか?
現在発売中で多くのユーザーに手に取ってもらえた SAKURA ADVANCE S 64と同様に、入門者にこそ今回発売されるCERO Sportをぜひ手に取ってもらいたいと考えています。入門者が迷うことなくこのモデルを楽しめるように多くの配慮をしています。
SAKURA ADVANCE S 64はとても多くのユーザーが楽しんだモデルでしたので、実質の後継車ということなのですね!入手しやすい価格というのも入門者にとってうれしいポイントですね。なお、「CERO Sport」はどのぐらいのターン数のモーターを想定して開発されましたか?
これからR/Cカーをはじめる入門者の方には17.5ターンのモーターを推奨します。なお、操縦に慣れてきたら13.5ターンでも楽しめる用しっかりとテストを行っております!ちなみにシングルターンなどの高速域での走行をしたい方はぜひ「CERO Ultra」にステップを検討して頂ければと考えています。
なるほど、その名のとおりスポーツ走行を想定した設計になっているのですね!では、今後のCEROプラットフォームの展開を教えてください。
先に発売した1/10FFはCeroシリーズのバリエーションの1つとして発売しましたが、その後、シリーズバリエーションを拡張するためにMシャーシの開発に着手しました。その開発を進める中でちょっと面白いことを発見したので、今後のシリーズバリエーションにご期待ください!!
CEROシリーズがMシャーシにもなるとはすごいですね!また新しい発見というのがとても気になります!本日、色々とお伺いしてまいりましたが、最後に日本のユーザーにコメントをお願い致します!
日本のユーザーの皆様、いつも応援していただきありがとうございます!皆様からいただく情熱に心から感謝をお伝えし、期待に応えたいと考えています!今後とも3Racingをよろしくお願いいたします!
本日はありがとうございました!まずは直近発売の「CERO Sport」を楽しみにしております!
編集後記
今回は3Racing社に新製品「CERO Sport」について、開発の経緯や製品の特長、今後の展開などについて聞いてみました。CERO UltraはRD2 magazineでも組み立てレポートをお伝えいたしましたが、大変組み立てやすく工夫されており、それは説明書ひとつとっても素晴らしいものでした。また、実際に走行させてみてもしっかりとした足回りが生み出す安定したトラクションや機敏でありながら懐が深い操作性はまさに新世代というべきクオリティーでした。CEROシリーズのレビューについてはSport発売後に比較をしながらお伝えできればと考えております。さらにいうまでもありませんが、とにかくコストパフォーマンスの良さは3Racingモデルの特長です。ハイエンドから今回のエントリークラスまで価格超えた性能をもっています。アフターパーツについてもRD2 magazineオフィシャルストア「WarehouseSTORE RD2」にて豊富に取り揃えておりますので長く楽しんでいただけるようにRD2 magazineも支援してまいります。そして、すでに発表されていますが、CEROプラットフォームは1/10フルサイズだけでなくMシャーシでもバリエーションが増えていくとのこと。ブランドも10年間で熟成させていくとお話がありましたので長く楽しめる良質なプラットフォームに成長していくことに期待が膨らむばかりです。今後も3Racingの動向から目が離せません。
R/C(ラジコン)のご購入は、RD2 magazineオフィシャルオンラインショップにて!