【RD2 magazineレポート】3Racing CERO ULTRA TOURING CAR/CERO FWD比較レポート【PR】

【RD2 magazineレポート】3Racing CERO ULTRA TOURING CAR/CERO FWD比較レポート【PR】

 2022年10月に発売された「CERO ULTRA TOURING CAR」。

 コストパフォーマンスに定評があるモデルを送り出している香港を拠点としたR/Cメーカーである3Racing。
そんな3racingが2022年ツーリングカーシャーシを、ゼロから最新技術とトレンドを元に完全新設計して登場したのが「CERO ULTRA TOURING CAR」です。

 その「CERO ULTRA TOURING CAR」のFWDバージョンが発売となりました。今回、メーカーである3Racing様にご協力いただきキットを入手いたしましたので、4WDバージョンとFWDバージョンの違いを数回にわたりレポートしてまいります。

※本レポートで使用した4WD/FWDキットともに、 オフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」で 販売しているものと同一のものを使用しております。


69,300円 ※10%OFF

https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/636f26d4bd5e4d59bbb41374

3Racing CERO ULTRA 50:50コンバージョンパーツセット

3,806円 ※7%OFF

https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/63972a09b16444123a5c518a

3Racing CERO ULTRA FWD コンバージョンパーツセット (グラファイトシャーシ)

23,199円 ※5%OFF

https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/63c7a583c1f8c51f3a0a90cc

64,350円 ※10%OFF

https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/63dc8d0b93f6191a223d5451



 先にお届けした「CERO ULTRA TOURING CAR」の組み立てレポートは以下に掲載しております。

https://radi-tsu.com/category/rccinof/report


 組み立てに関しては細かな注意点は「CERO ULTRA TOURING CAR」と同様でしたので、詳細は省きますが、パーツパッケージや組み立ての順序が細かく変わっている点がありましたので、まずはそこからお伝えしていきます。

 パッケージを開けて気がついたのは各パーツパッケージの番号大きくわかりやすいデザインになっていることでした。マニュアルとも同一になっており、どのパーツバックを開封すればよいか一目瞭然です。「CERO ULTRA TOURING CAR」から短期間でありながここまで変えてくるとはすごいなと感じました。

CERO ultra
CERO FWD

 また、デフギアの組み立てやダンパーの組み立て時に「CERO ULTRA TOURING CAR」では別途グリスやグリーンスライムなどを用意するよう指示されておりましたが、付属のセラミックグリスを使用するよう変更されています。
シャーシの性格の違いはありますが、追加で用意するものが少なく完成できるような配慮はユーザーに嬉しいものだと言えます。

CERO Ultra
CERO FWD

 また、組み上げ順も途中まで組み立てたものを一旦置いておくという場面が非常に少なかったように感じました。
例としてスパーギア周りの組み立てにて、「CERO ULTRA TOURING CAR」では先に組んであったスパーギアを取り付ける工程が別になっているのに対して、CERO FWDでは組み立ててすぐに取り付けに進んでいることがわかります。

CERO ultra
CERO FWD

 更にアッパーAアームの組み立て部分でも、CERO ultraではターンバックルになにかを塗る指示はなかったのですが、CERO FWDではセラミックグリスを塗って組み立てるように案内されています。これは組み立てレポートでもお伝えしたとおり、FWDの説明書のように作業をするととてもスムーズに組み立てられます。ちなみに付属のターンバックレンチを使用するよう案内されているのもFWDだけになります。こういう細かなところも発売後にユーザーフィードバックから説明書を改善されていることがよくわかります。

 そして、前回のCERO Ultraも今回のCERO FWDも欠品なども一切なく、各パーツの破損などもありませんでした。
3Racng社の品質管理がしっかりとしている証拠と言えるでしょう。

 ちなみにCERO FWDではオイルやネジロック剤、グリスや工具などが別バックに入るようになり、説明書でも最初に案内されています。以前は最後の番号のバッグにすべて入っていて、最後まで存在に気が付かないという方がいたのかもしれませんね。こういうところもアップデートされているのは素晴らしい対応ですね。今後のCERO UltraのロットではマニュアルやパッケージがFWDのように改訂されてくるかもしれません。

 3racings社の説明書はウェブサイトからダウンロードが可能ですので、CERO Ultraユーザーも一度FWD説明書も見てみるのもよいかもしれません。FWDから4WD、4WDからFWDへの双方向コンバートが可能なCEROですので、
追加パーツ購入の際の組み立てにぜひご活用ください。なお、FWDから4WDへの必要なパーツリストを3racing社より入手しておりまして、パーツが揃い次第、コンバージョンパーツセットを弊社独自で販売予定です。

3Racing説明書ダウンロード(2023/2/3時点)

https://3racing.shop/

 (サイト内左上メニューより「SUPPORT」を開くと各カテゴリー別に説明書が用意されています)

 このように、3Racing社では組み立ての重要な案内である説明書の改善にも、とても力を入れておられることが感じられます。次にシャーシの構造の違いを確認していきます。


 改め上から見るとシャーシが結構形が違うことに気が付きます。前後サスペンションは共通ですが、フロントバンパーもFWD専用品です。このフロントバンパーにはウエイトが搭載されています。

 FWDモデルですので、ギアデフがフロントに搭載され、フロントミッドシップの位置にモーターが配置されています。Ultraの50:50の位置より前になります。モーターマウントもUltraとFWDでパーツが異なります。

 「CERO ULTRA TOURING CAR」とはサーボの搭載位置が逆側になり、サーボ後方にバッテリーの搭載場所が用意され、ショートリポバッテリー搭載が想定されています。バッテリー固定部品も形状が異なります。

 次にFWDバージョンの詳細を確認してまいります。


 フロントにギアデフが入りますのでUltraとは見た目がかなり変わります。モーターやサーボの位置もFWD独特です。バンパーやウエイトも入るので共通部分はサスペンション周りだけとも言えます。

 モーターマウントにケーブルを通す管路が設定されています。サーボが受信機の反対側に設置させる形ですので、
利用するのもよいでしょう。

 Ultraでもピニオンギアは別売でしたが、FWDではUltraと違った64ピッチ40Tのピニオンギアが標準で推奨されております。


 最後にシャーシ底面やサスペンション周りを別角度で。パープルの部品はかわりませんので、シャーシの印象はUltraとFWDで大きくは変わりませんが、こうして細かく見てみると相違点がそれなりに多いことがおわかりいただけましたでしょうか?


 今回はCERO ULTRA TOURING CARとCERO FWDのパッケージや説明書の違い、組み立て終わったシャーシの比較のレポートをお届けいたしました。

 パーツ点数が少ないことや、一度Ultraを組み上げていることもあり、かなりスムーズな組み立てを行うことができました。レポート中でも触れました説明書がよりユーザーフレンドリーになっていることもスムーズに組みあがった要因とも言えます。

 一部モデルで3racing社のキットでは欠品がみられたり、パーツの精度に不安があるという声が聞こえてくることもありますが、今回のCEROシリーズを2台組み上げてみて、そのようなことは全くなく、いうなら工夫されたバッグ構成は素晴らしいものですし、各パーツも精度の高いものでした。それでいて他社ハイエンドモデルよりもリーズナブルな価格で入手できるのは素晴らしいの一言です。

 ちなみにCEROモデルのアフターパーツに関しては弊社運営のオンラインストア、「WarehouseSTORE RD2」にてできるだけ多くの在庫を持つようにラインナップを拡充しておりますので、日本でも安心して所有いただけるよう頑張ってまいります。

 次回はCERO UltraとFWDの走行フィーリングの違いについてレポート予定です。どうぞお楽しみに!!




(レポート:RD2 magazine編集部 C.E Shinji Katagiri)

RD2 編集部のアバター