都内にラジコンサーキット!?とSNSなどで話題沸騰となった、
ミニッツバギーを中心としたミニサイズバギー向けサーキット「PANDA CIRCUIT」
コロナ禍以降のラジコンブームはあれど、なぜこの時期にサーキットを始めたのか?!
主宰のパンダ部長にお話を伺いました。
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まず、この「PANDA CIRCUIT」の概要についてお伺いしました。
そもそもこの場所はラジコンサーキット専用ということではなく、
広研印刷株式会社の建物内にある「BABA-BASE」という
同社が運営するクリエイティブルームであるということでした。
「BABA-BASE」は”楽しいを創造する場所”として、
広研印刷株式会社社員だけでなく、顧客も含めて利用することで、
より広がりをもったアイデア創出を目的とされているとのこと。
過去にはキャンプイベントや、サバイバルゲーム、
チームビルディングイベントなど多くのイベントが開催されており
「PANDA CIRCUIT」は多くの創造交流パターンの一つということでした。
そのため、日程限定・完全予約制での運用となっているとのこと。
なお、所在地や予約方法については、ラジコン侍「Team CHONAGE」様が、
詳細にご紹介されておりますので、そちらをご参照ください。
パンダサーキット ミニッツバギーサーキット紹介!予約・営業時間等
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https://teamchonmage.com/pandacircuit/
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PANDA CIRCUITは完全予約制であり、また、BABA-BASEが
人口芝を敷いた多目的スペースであることもありコースは都度の設置となっている。
そのため、利用者の目的やレベルに合わせた様々なコースを設定することが可能。
パンダ部長がおっしゃるには、シンプルに気持ちよく走れるレイアウトから、
テクニカルに腕を磨くレイアウトまで用意されているとのこと。
相談の上とはなるが、利用者のアイデアでコースレイアウトを変更することも可能。
なお、走行可能車両は走行路面が人工芝であることから、
オフロードカーが推奨となっており、ミニッツバギーからタムテックギアや
1/12~1/16のRTRモデルなどが走行可能です。
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ちなみに人工芝ではなくカーペットなどは検討されなかったのかと質問したところ、
一応検討はしてみたが、人工芝のいい具合のラフロード感がミニサイズのバギーでは
とても楽しいのでは?と考えられたとのことで、まずは人工芝でスタートされたとのこと。
実際に走行させていただきましたが、カーペットよりダート路面に近いような、
時に予測しない動きが感じられ、とても楽しく走行できる環境であると感じました。
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次にどんなユーザーに利用していってほしいか?という点についてお伺いしました。
まずは都内にミニッツバギーを気兼ねなく楽しめる場がほぼ存在しないため、
ミニッツバギーユーザーにはぜひ楽しんで欲しいというのはもちろんだが、
それに加えて、小さな子供がいる家族での利用や、
男女問わずラジコンにちょっと興味をもった人達が気軽に使ってほしいとのこと。
パンダ部長ご自身は以前から本格的なR/Cカーを楽しまれており、
本格的なサーキットにも通っておられたため、
その経験から、ちょっと興味を持っただけの人が、
本格的サーキットにいくのは心理的にも物理的にも難しいことを考慮して、
PANDA CIRCUITでは貸し切りとしたとのこと。
ラジコンに興味を持った人が、純粋にラジコンを動かして、
楽しんでもらいたいという背景があるそうです。
そのような背景があり、タイム計測装置などはあえて設置しておらず、
タイムを削るような遊び方というより、追いかけっこや、
ラジコンを使った色々な遊びをこの場所ではやっていきたいとおっしゃっておりました。
なお、企業の施設ということで化粧室や冷暖房もしっかり完備されており、
季節問わず、予約した時間をゆったりと楽しめる場所となっています。
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最後に今後、どのような展開を予定されているかをお伺いしました。
ここまでお話いただいたように、様々な方にこのサーキットを利用していただきたいので、
ラジコンと他の物事を組み合わせようなイベントや、
ラジコンを使ったこれまでにないイベントなども検討されているとのこと。
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編集後記
今回、PANDA CIRCUIT設立の背景や、
運営方針についてパンダ部長にいろいろとお伺いいたしましたが、
パンダ部長ご自身がとてもラジコンを好きでいらっしゃることが
お話の端々から感じることができました。
また、競技ラジコンとは少し違う、
エンジョイラジコンを推進されている姿勢には、
RD2 magazine編集部としても共感できる点が多くありました。
完全予約制でゆったりと安心して楽しめる貴重なラジコンサーキットであり、
困ったときや、悩んだときにはパンダ部長やスタッフの方が優しくアドバイスをくれる、
とてもアットホームな雰囲気なPANDA CIRCUIT。
少しでもご興味を持たれた方はぜひ1度利用されてみてはいかがでしょうか?
(取材:RD2 magazine編集部 C.E 片桐紳史)