【連載】ラジコンユーザーがこれからでもトライできる3Dプリンター講座・第三回「3Dプリンターって扱いが大変なの?維持費は?」

【連載】ラジコンユーザーがこれからでもトライできる3Dプリンター講座・第三回「3Dプリンターって扱いが大変なの?維持費は?」

Interviewing and writing : C.E Shinji Katagiri&Shoko Satomi

 

ラジコンユーザーがこれからでもトライできる3Dプリンター講座を開設します!!
講師に株式会社サンステラ様をお迎えして、
ラジコンユーザーが3Dプリンターでどんな楽しみ方ができるか?を連載でお届けしてまいります!

紙への印刷が2Dプリントとするならば、立体物を印刷するのが3Dプリント。
なんとなく面白そうだなと感じられているラジコンユーザーさんは多いではないでしょうか?
しかし、どんなものを選んでどういう風に始めたらよいか全く見当がつかない!!
そんなユーザーさんが多いことは想像に難しくありません。

そこで、RD2 magazine編集部が皆様の代理として、
3Dプリンターの輸入代理店である「株式会社サンステラ」様にいろいろ聞いてみよう!
という連載になります。

ちょっとでもご興味がある方はぜひ一度内容をご覧ください!!
今後、オフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」にてご紹介した
商品も購入できる予定です。どうぞゆっくりお楽しみください。

講師紹介:

株式会社サンステラ

株式会社サンステラはPolymaker社・RAYSHAPE社の
日本総代理店・Creality社・Elegoo社・Tiretime社・f
ormlabs社・SHINING 3D社・SUNLU社の日本正規代理店として、
世界中の優れた3Dプリント機器・各種造形材料の輸入販売・
技術サポートを行っています。
10年に及ぶ3Dプリンターのサポート実績、
お客様に安心してお買い求めいただける体制を整えております。
ものづくりの世界を通じてお客様の喜びと幸せに貢献する
オンリーワンの企業を目指し、
2007年の創業より3Dプリンティング分野に対して多くの革新をもたらしています。

サンステラ3Dモール

https://sunstella.co.jp/

教えてサンステラ先生!

第三回「3Dプリンターって扱いが大変なの?維持費は?

サンステラ先生!今回もよろしくお願いいたします!!

どうぞよろしくお願いいたします。

ここまで3Dプリンターの基本的なことをお伺いしたのですが、そもそも3DDプリンターを自宅で利用するのに扱いが大変だったり、騒音が大変だったりと聞くのですが、実際どうなのでしょうか?また、維持費はどのぐらいかかるものなのでしょうか?

ご自宅で3Dプリンターを利用いただくにあたって、まず大切なのは、樹脂を熱で溶かしたり、体内に取り込まれやすい液体状態の樹脂を取り扱うため、換気がしっかりできる部屋を選んで、しっかりと換気を行うことです!

しっかり換気ができる環境が大事なポイントですね!

また、FDMプリンターはノズルの温度が300度近くになり、
触れると火傷をすることもあります。
光造形プリンターは、レジンは化学物質ですので
、素手で触れるとアレルギーを発症する場合があります。
お子様やペットの近くなどでの操作はお控えいただくなど、
安全対策を必ず講じてください
 
 
光造形方式の場合、レジンや有機溶剤に触れる場合は
マスク・ニトリル手袋を必ずご使用ください!
さらに光造形方式の印刷物は使用するレジンの種類によって、
水で洗えるものやエタノール・IPA(イソプロピルアルコール)で
洗浄するものがあります。
IPAやエタノールは可燃物になりますので保管や取り扱いに注意が必要です。
 
(水で洗浄できる水洗いレジンは、取り扱いは簡単ですが、細かい造形や経年劣化を考えると、アルコール洗浄のレジンのほうが機械的特性は高いのが現状です。)
 
これらの注意事項をしっかりと守って、安全な環境でご使用ください!

なるほど、しっかり注意事項を把握して使用すれば安全に扱えるということですね。

でも、頭の中の設計を、瞬時に形にできる3Dプリンターは
やはり魅力的な機械です。
そうですね。本日お話した内容は様々な情報が
インターネット上にもありますので、ぜひ1度調べてみるのもよいかと思います!

わかりました!安全に利用すればいろいろなものが作れるということですね!
本日の最後に維持費について教えていただいてよろしいですか?

ざっくり言いますと、ランニング費用の内訳としては材料費・電気代・消耗品費がかかる形になりますね。実際の金額は機種や素材によって異なりますので、
選んだ機種の情報を確認するとよいでしょう。

(よく3Dプリントの造形品質確認に使われる「3Dベンチーの船」の模型)

なお、一番消費する材料についてですが、作るものや設定にもよりますが、おおよそ1kg巻のPLAフィラメントで、よく3Dプリンターの指標として造形される3Dベンチーの船の場合、おおよそ90個くらい作成が可能です。

光造形の場合、おおよそ1000gのレジンで3Dベンチーの船でおおよそ60個程度作成が可能です。

なるほど、電気代と材料費だけでなく消耗品代金も考えておかないといけないですね。このあたりもラジコンと同じなのでラジコンユーザーには理解しやすかもしれません。

おっと、今回はここでお時間になりました💦
本日はありがとうございました!!

こちらこそありがとうございました。

編集後記

今回までで3Dプリンターの基本的な知識をご紹介いたしました。
いままでにない、新しい印刷機であることや、注意点や維持費などもお話いただきました。
ご自身が作りたいものや環境によってここまでの情報をもとに、
まず1台選んでみるのもいいかもしれません?

次回は「3Dプリンターで印刷する手順ってどんなもの?」をお届けします。
どうぞお楽しみに!!

3Dプリンターと消耗品などの購入はオフィシャルオンラインショップにて!

https://warehousestore-rd2.stores.jp/

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