RD2 magazineプチレビュー:Turbo Racing P52 2.4GHz R/Cカー用送信機

RD2 magazineプチレビュー:Turbo Racing P52 2.4GHz R/Cカー用送信機

RD2 magazineプチレビュー:Turbo Racing P52 2.4GHz R/Cカー用送信機

メーカーTURBO RACING
モデルネームP52
Amazon価格¥6,791円(税込) ※2022年7月29日時点 販売:ARRISHOBBY
技術基準適合証明等214-112920
仕様モデルネーム:P52

■基本スペック

サイズ:155*193*81mm
チャンネル数:4CH
使用例:ラジコンカー、船
入力:6V DC 1.5VAA*4(別売り)
制御距離:約120m

■搭載機能

低電圧警告:4.5v未満の場合
D/R:スロットルとステアリング
REV:フルチャンネル
トリム機能
EXP機能
EPA機能
ABS機能

■同梱品

P52送信機 1個
RX41 4CH防水レシーバー 1個
取扱説明書

【プチレビュー概要】

 

中国 Turbo Racing社製 「P52」2.4GHz R/Cカー用送信機をレビューします。
なお、本モデルはAmazon Japanで販売されており、技適も取得されているため、
安心してご利用いただける製品であることを最初にお伝えしておきます。

■Turbo Racing P52 2.4GHz R/Cカー用送信機

  • 日本国内で唯一の「技適認証済の正規品」としてARRISHOBBYが販売するTurbo Racing製品。
    電波法を遵守の上安心して楽しめる製品。(適合証明番号:214-112920)
  • チャンネル数:4CH モデルメモリー:15モデル 入力:6V DC 1.5VAA*4(別売り)
  • 制御距離:約120m
  • 低電圧警告:4.5v未満の場合 。
  • スロットルとステアリングのREV機能、Fail-safe機能、ABS、REV機能(全チャンネル)、EPA機能(全チャンネル)、D/R機能(Throttle/Steering )機能、EXP機能、Center fine-tuning(全チャンネル)など搭載。。
  • 視認性の高い液晶ディスプレイを採用。上位モデルとして十分な設定項目 数に加え、
    各種メニューの視認化により設定変更も容易に行える。
  • 注意事項:ハンドル部分の差し入れ方向に要注意。
    電源を入れても動かない場合はまず、ハンドルが正しく取り付けたか、
    電池の極性を間違えたかをチェックしてください。

動作テスト

箱は大変コンパクトサイズになっており、液晶パネルを搭載しない
下位モデルの写真も掲載されています。今回は液晶を搭載したモデルになります。

開封するとステアリングホイールだけが見える状態になっています。
中蓋をとると分解された状態のプロポが確認できます。

取扱説明書です。英語と中国語になっています。
それほど難しい箇所はないですが、メニューマップが掲載されていますので、
設定に困った際は確認するとよいでしょう。

本体と接続式でバッテリーケースになっているグリップ。
そして、受信機が添付されています。受信機の大きさはミニ四駆用のゲージで実寸を図ってみました。

プロポ本体とグリップを接続する前に電池を入れます。
別途単三電池を四本用意する必要があります。
電池を入れたら外したときと逆に蓋をセットします。

電池が入ったら、説明書をよく見て向きを間違えないように接続します。
このとき、写真のようにしっかりロックされるまで差し込みます。

プロポとグリップを接続したら完成です。
電源を入れると液晶画面が映ることを確認しましょう。

これであとはラジコンカーなどに受信機を取り付けて実際の走行を行うばかりです。
今回はYOSHII CHANNEL様にご協力いただき、
実際の動作の様子を動画にしていただいております。
実際の動作についてはぜひ動画をご覧ください。
なお、編集部でも動画中と同じDT-03にて走行テストを行いました。


RD2 magazineプチレビュー: Turbo Racing P52 2.4GHz R/Cカー用送信機

 

以下レビューは購入者の参考として、5点を標準評価とした
10点満点での採点をしております。
あくまでレビュワーの感性に基づいた評価ですので、目安としてご覧ください。

 

■扱いやすさ 7点

軽く、コンパクトなプロポであり、誰でも持ちやすく、
また、単三電池式であり、何か別で用意することもなく、
手軽に扱えるハードウェアになっています。
実際に走行させてみると、
ステアリングホイールの反応が少しマイルドに感じることと、
しっかり回さないとステアリングが切れていかない特性を感じますが、
これはあくまでハイエンドやミドルクラスでも上位のプロポと比べた場合であり、
プロポの形をしたおもちゃのようなスイッチ操作なものとは違い、
スロットルもステアリングも操作した量や速度を、
しっかりとラジコンカーに反映させてくれます。
はじめてラジコンカーを触る人や、子供頃からしばらく触っていなかった人には、
このぐらいのマイルドさからはじめたほうが安心して扱えるのではないか?
とも感じる特性です。キチンとホビーラジコン用のプロポになっています。

■コストパフォーマンス 10点

プロポに必要とされる機能を一通り網羅しており、さらに液晶パネルも搭載。
4chを扱うことができ、15種類のモデルを記憶可能な上、
基本性能もホビーラジコン用途として問題ないのにも関わらず、
7000円を切る価格で入手することでできるというのは驚きでしかありません。
復刻モデルを買ってみたいが、サーキットに行くわけではないというような方や、
ラジコンをはじめるイニシャルコストを抑えたいという方にはうってつけのプロポです。

■品質感 5点

価格を考えれば十分な品質感があります。
樹脂の素材感も悪くなく、ステアリングやスロットルも握った感じで
おもちゃのように感じることはないでしょう。

■総評 10点

総評としては、基本性能がしっかりしており、
それでいて低価格を実現しているという、
ハイコストパフォーマンスな製品です。

ホビーラジコンに求められる、操作量やスピードに対して
忠実に反応してくれるという基本性能はもちろん、
各種設定を行うための機能も不足なく搭載。
乾電池式で気軽に使え、本体とグリップが分離できることで、
収納にも困らないという、いいことづくめな製品です。

あえていえば高価なモデルと比べると、
価格なりの質感であることは否めず、
本格的なラジコンカーのレースなどに進んでいくのであれば、
いずれステップアップが必要となるレベルであることは事実です。

とはいえ、パーキングや広場などをメインとするユーザーや、
クローラーやギミックラジコンユーザーにとっては、
低価格でしっかりしたしたモデルであり、
さらに受信機がとても安価ということで、
複数台所有の場合でも、気軽に受信機を増やすことができる
という大きなメリットを持っています。

入門者や復刻モデルユーザー、クローラーやギミックユーザーには
自信をもってオススメできる素晴らしい製品です。

■オススメユーザー

  • これからラジコンを始めたい入門者の方
  • ラジコンを始めるイニシャルコストを少しでも抑えたい方
  • クローラーやギミックラジコンなど低速度域のモデルを楽しまれている方
  • ハイエンドプロポ所有者のセカンドプロポとして

今回のレビュワー

神崎 希 – Nozomu Kanzaki(RD2 magazine編集部)

普段はホビーラジコンのオンロードツーリングカーや、オフロード2WDを中心に楽しんでいる編集部員。
ちょっと変わったモデルにも手を出しては、メンテナンスが追い付かないとよく嘆いている。




 

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