RD2 magazineプチレビュー:FLYSKY Assistant V3.0.4

RD2 magazineプチレビュー:FLYSKY Assistant V3.0.4
品名FLYSKY Assistant V3.0.4
提供元FLYSKY(日本代理店:京商株式会社)
ダウンロードページhttps://www.flysky-cn.com/nb4-xiazai
本情報は2022/6/17時点のものです。

【製品概要】

 

FLYSKY社製ハイエンドプロポ Noble NB4のファームウェアのアップデートや、
モデルメモリーの管理(バックアップ/リストア)が行えるユーティリティーツールです。


 

【導入手順&NB4アップデート手順】

今回はWindows11(Pro)にインストールを行いました。
なお、本ソフトウェアはWindowsのみに対応しております。

■インストーラーダウンロード

Flysky社Webサイトにアクセスし、画面のように「FLAGSHIP」→「NOBLIE NB4」と選択し、
推移した画面にて「Downloads&UPGURADE」をクリックします。

更に推移した画面にて「Flysky Assistant V3.0.4」の項目までスクロールし、
「Download」をクリックします。

上記まで操作をすると「FlySky+Assistant_EN+V3.0.4.exe」がダウンロードされます。

https://www.flysky-cn.com/

なお、ダウンロードページへの直リンクは以下となります。

■Flysky社Webサイト(ファームウェア& Flysky Assitant 配布)

https://www.flysky-cn.com/nb4-xiazai

※2022/6/17時点

■インストール手順

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストーラーを起動します。
基本的には「NEXT」を押していき、最後の「FINISH]をクリックするだけで
インストールが完了いたしますが、それぞれの環境に合わせて
インストール先やアイコン作成の有無は選択してください。

■初期設定

上記作業が終わると以下のような画面が起動します。
このアプリケーションはFlysky社の専用サーバーに接続して利用する形式となり、
起動するまでに相当な時間を要します。

※このレビューにあたり、複数のスペックのPCで試しましたが、
PCのスペックによる起動・動作速度の差はありませんでした。
(起動にはかなり時間がかかります)

しばらく待っていると以下のような画面が起動します。
すでにFLYSKY社のアカウントを所有している場合はこの画面でログインを行ってください。

アカウントがない場合は「Register」をクリックして推移した画面にて、
メールアドレスを入力し、「Get SMS」をクリックしてください。
ここでカウントダウンが始まりまして、規定時間内に送信されたSMS番号を入力必要があります。
時間を経過してしまうとSMS番号が無効となりますので、
ボタンを押す前に該当メールアドレスに届くメールをすぐに確認できるように
準備をしておくことをオススメします。

SMSを入力し、「Register」をクリックして認識されますと、パスワードの設定が行えます。
すべて完了しましたら「To login」にて上記画面へ戻り、ログインを行ってください。

ログインが完了しますと以下のよう画面が表示されます。
ちなみに念の為ですが、画像のようにUpdateを行い最新バージョンであることを確認ください。

次にPCとNB4をUSBケーブルで接続してください。

NB4が認識されますと以下のようにアイコンが表示されます。
ここまでで初期設定は完了いたします。

■ファームウェアアップデートとモデルメモリのバックアップ/リストア

NB4本体を接続した状態で上部のプロポマークをクリックします。

「Update」の画面に推移します。
ここで現在のNB4のファームウェアのバージョンを確認できます。
この画面で「Firmware Update」をクリックします。

ここでモデルメモリーのバックアップの案内がでます。
ファームウェアをアップデートすると、モデルメモリーが初期化されますので、
必ずバックアップを実施してください。

「Backup」をクリックするか「export」をクリックすると以下の画面となります。
「Load TX Model」をクリックしますと現状のモデルメモリーリストが取得されます。

表示された画面にて必要なメモリもしくは「ALL」を選択し、「Export」をクリックします。
その後表示された画面にてファイルの保存場所を指定できますので、
任意の場所にファイルを保存してください。
このファイルがモデルメモリーのバックアップになりますので、大切に保存してください。

上記作業が終わりましたら、Updateの画面に推移してください。
さきほどと同じように「Firmware Update」をクリックし、今回は「Update」をクリックします。

この画面が表示されましたら末尾に「std」がついている最新バージョンを選択してください。
現在日本で利用できるのは「NB4 V2.0.99std」です。 ※2022/6/17時点
その後、「continue」をクリックするとファイルのダウンロードが開始されます。
画面が切り替わりましたら、指示に従ってアップデートを進めてください。

最後に本体側でアップデートの適用について確認がありますので
これを確認して画面の指示に従って操作を行うと、全てのアップデートが完了します。

最後に先ほどバックアップしたモデルメモリーを復旧します。
「Load model file」をクリックし、保存したファイルを読み込みます。

保存されたモデルメモリーが表示されますので、
画面の指示に従い本体の保存スロットを指定して、保存したモデルメモリーを復元します。
この際にモデルメモリーの順序は任意に指定することができます。

以上でファームウェアのアップデートからモデルメモリーの復旧が完了します。
なお、本作業を京商株式会社様が動画で説明されておりますので、合わせてご覧ください。

今回は送信機のファームウェアアップデートの方法をご案内したしましたが、
受信機のアップデートについては以下ページを参照ください。

■Flysky社Webサイト(ファームウェア& Flysky Assitant 配布)

https://www.flysky-cn.com/nb4-xiazai

※ページ下部が受信機のアップデート案内です。
※2022/6/17時点


 

RD2 magazineプチレビュー: Flysky Assistant V3.0.4

なお、以下レビューは利用者の参考として、5点を標準評価とした10点満点での採点をしております。
あくまでレビュワーの感性に基づいた評価ですので、目安としてご覧ください。

■利便性 10点

現在のファームウェアの状況から、最新ファームウェアへのアップデート、
送信機だけでなく受信機のバージョン状況までモニターできるうえに、
モデルメモリーのバックアップ/リストア機能まで搭載する
NB4ユーザーならば利用しない手はない必須ユーティリティーといえます。

■パフォーマンス 2点

非常に有用なアプリケーションではありますが、起動時から常にFLYSKY社のサーバーと
密に通信していることで、起動の待ち時間が大変長く、
また各画面の推移などもフリーズした?と心配になるほどの
場合が発生するのは今後改善を希望したいポイント。

ただ、ハイスペックパソコンであろうが一般的スペックのパソコンであろうが、
動作速度は変わらないことは確認しているため、導入のハードルは低いといえますが、
ネットワーク環境が必須であり、かつ高速通信回線を用意しても
低いレスポンスにしかならない点はマイナスポイント。

■操作性 5点

動作パフォーマンスにかなり難はありますが、インターフェイスが英語のみではありますが、
理解してしまえば迷わないUIになってるため、動いてしまえば戸惑うことは少ないでしょう。

大きな減点ポイントもなく標準的なインターフェイスを搭載しています。

■総評 7点

時にフリーズしたか?と心配になるほどの動作パフォーマンスの低さはありながらも、
実現している機能を考えると、少し時間に余裕をもったときに使用したいユーティリティー。

特にNoble NB4はファームウェアのアップデートでの機能追加や強化が度々行われているため、
定期的にこのツールでアップデートを実施しておきたいところです。

また、モデルメモリーのバックアップをPCに保存しておけるのも高いポイント。
更にリストア時に希望するスロットに復元できるのも
モデルメモリーの整理の役割も担っており、大変評価できます。

総評としては動作パフォーマンスに難はありますが、
機能的にはNB4ユーザー必須のツールと言えます。

■オススメユーザー

  • Noble NB4を所有しており、Windows PCの所有者。
  • 常に最新のファームウェアを導入したいという方
  • モデルメモリーをバックアップしておきたい方

今回のレビュワー

神崎 希 – Nozomu Kanzaki(RD2 magazine編集部)

普段はホビーラジコンのオンロードツーリングカーや、オフロード2WDを中心に楽しんでいる編集部員。
ちょっと変わったモデルにも手を出しては、メンテナンスが追い付かないとよく嘆いている。




 

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