【RD2 magazineレポート】第60回静岡ホビーショー(2022) タミヤ

【RD2 magazineレポート】第60回静岡ホビーショー(2022) タミヤ

R/Cからミニ四駆、プラモデルやクラフト関連まで、日本が誇るホビーメーカーであるタミヤブースにてお話を伺いました。

ギミック満載のトラックモデルや、キャタピラーモデル、クローラーシャーシ「CC-02」と新型のボディが展示されていました。

さすがタミヤというディテールの高さはスケールモデルにも劣りません。
見てよし、作ってよし、動かしてよし。

ファンにはたまらない展示となっておりました。

新型ボディGRスープラは細部に至るため実車を再現したモデル。
TT-02シャーシとの組み合わせで参考出品となっておりました。

また、1990年に大活躍したメルセデスベンツC11や、
伝説の六輪車タイレルP34が展示されておりました。
往年のレースマシンの復刻ということで、
展示には人だかりができていました。

バギーの展示は発売後話題沸騰のアスチュート2022(TD2)や、往年の名車・サンダーショットの2022復刻バージョンに加え、アバンテ(2011)のブラックスペシャルが展示されておりました。

なお、サンダーショット(2022)には当時オプションであった、リアウイングが同梱されるということで、タミヤにおけるオプションパーツの位置づけについて今一度、担当の方にお伺いしたところ、
タミヤとしてはキットそのままでベストな状態でリリースはしているが、
より自分の車として独自の形に仕上げてみたい!というユーザーの要望を叶えるべく、
オプションパーツを用意しているとのこと。

あくまで担当の方のオススメという前置きではあったが、
まずキットそのままの状態を感じていただき、気になったポイントを1つずつ他のパーツに交換して
楽しんでいただきたいというものであった。

キット標準を基準として、1つ変えてどう変化したのか?を楽しんでほしいという意図であり、
RD2 magazine編集部としても、とても共感できるお話でした。

注目の2車種である「XV-02PRO」と「TRF420X」が展示されていました。
こちらの両製品についても担当の方にお話を伺えました。

まず、XV-02PROですが長らくラリーモデルが発売されておらず、
待望の新製品ということで、キット標準のまま組み立てただけで
しっかり走るようテストを重ねたとのこと。

キットにインナーカバーなども同梱されるため、
広場などのフラットダートからアスファルトパーキング、
本格サーキットまで幅広いシチュエーションにキット標準で対応できるため、
最初はオプションパーツは搭載せず、
キット標準の状態でXV-02PROを楽しんで欲しいということでした。

なお、路面によっては操縦が難しい場合があるので、
1つだけオプションパーツをオススメするなら
ボールデフセットをオススメしますとのことでした。

このボールデフについて、いろいろと組み立てやすい工夫は入れているが、
構造上どうしても難しい部分があることをお話されておりました。
組み立て解説の動画もYoutubeにて公開されているとのことで、
こちらのパーツを購入される方はぜひご覧になることをオススメします。


次にTRF420Xについてもお話を伺いました。

タミヤとしては同じジャンルの中で明確に役割を分けて開発をされているとのことで、
入門者にはTT-02、そこからのステップアップにTB-05やTA08、
さらに操作技術に自信がついてきたところでTRF420Xというように、
ローエンド・ミドルクラス・ハイエンドモデルに明確なユーザーペルソナを設定しており、
各車のキット標準の状態は想定される操縦者に最適なパーツを選び、
セッティングを施しているのこと。

先のバギーモデルのところでもお話がでましたが、
まずキット標準の状態で基準となる動きを感じてほしいとのこと。
そこから数か所ではなく、なにか1つ気になるところを変化させて、
その変化を楽しんで欲しいということを繰り返しお話されておりました。

タミヤのモデルはどれもキット標準の状態で
素晴らしく気持ちよく運転できる印象でしたが、
開発される際に明確なペルソナを描き、しっかり方向性をもって
開発されていることを改めて認識できました。

なお、このキット標準についての考え方については、
後日、RD2 magazineにて特集を組みたいと考えております。

多くの世代に支持されて、再びブームの兆しが見えるミニ四駆も多くの展示がされておりました。

R/Cカーとして話題沸騰となったスーパーアバンテのミニ四駆バージョンや、
大人気のレーザーミニ四駆の新型モデルなど見どころ満載の展示でした。

また、スイーツデコレーションシリーズや工作シリーズなど、
年齢・性別問わない商品を多く展示されておりました。

さらにスケールモデルについても多くの展示がされており、
ひときわ賑わい溢れるブースでした。

日本のホビーを支えている会社といっても過言ではないタミヤブースには、
多くのワクワクが詰まっておりました。

なお、実際に動く様子や、個別製品のより詳細なお話は
「すだぴょんRCチャンネル」様の動画にてご確認ください。

動画提供:すだぴょんRCチャンネル

(取材:RD2 magazine編集部 C.E 片桐紳史)

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