【PR】RD2 magazineレビュー:WLtoys 1/14 電動RCカー「Driving Off-road Car」

【PR】RD2 magazineレビュー:WLtoys 1/14 電動RCカー「Driving Off-road Car」

※本レビューは株式会社ハイテックマルチプレックスジャパン様より貸与された商品を使用しております。

メーカーWLtoys(日本正規総代理店: 株式会社ハイテックマルチプレックスジャパン )
車種DRIVINGOff-Road Car(RTRモデル)
希望小売価格¥20,900(税込)※2022年7月5日時点
技適(工事設計認証番号)208-160205
付属品プロポ(送信機)、LiPO(リチウムポリマー)バッテリー(7.4V/1500mAh)、USB充電ケーブル、十字レンチ、日本語取扱説明書

ご購入はこちら – Warehouse Store RD2

今回のレビューは、 株式会社ハイテックマルチプレックスジャパン様が日本総代理店として販売されているトイラジコン・ライトホビーラジコンメーカーである、「WLtoys」社製の1/14シャフトドライブ4WDバギー「 DRIVINGOff-Road Car 」です。


【製品概要】

 

商品箱は製品を全面に出したデザインです。

製品ページ: https://hitecrcd.co.jp/products/driving_offroad/

本体

RTR(レディ・トゥ・ラン:完成品即走行可能)モデルですので完成された状態です。

プロポ(送信機)はホイラータイプ。構造はとてもシンプルです。

 

プロポを使用するには単三電池4本が必要です。

 

技適番号シールがプロポ底面にあります。
技適番号の検索結果も掲載いたします。

付属品

LiPOバッテリーが1個付属しています。USBタイプの充電器も付属。
樹脂製の十字レンチも付属しています。

 

今回はデモ機を貸出いただいた為、確認できませんでしたが販売される製品には日本語取扱説明書が付属します。


【車体レビュー】

ボディを外してみるとシンプルかつホビーラジコンカーに共通する構造であることがわかります。
ボディはポスト2本にピンで固定します。右リアにモーター(550)、左にバッテリー、センターに受信機・ESCを搭載しています。ステアリングサーボは右フロントになります。
アッパーデッキで前後を繋いでおり、サスマウントやサスペンションアッパアームやドライブシャフトに金属パーツが使用されております。シャーシは金属製です。

前後サスペンションはアッパーアームは金属製、ロアアームは樹脂製。
サスマウントは金属製。4輪独立サスペンションになっており、オイルダンパーが4本搭載。
ドライブシャフトはリアがドックボーン、フロントがユニバーサルです。

右リアに550モーターが搭載されております。。
リアのギアボックスから1本のシャフトで前輪まで駆動が伝達されます。
前後ともギアデフが搭載されています。
メインや各輪のドライブシャフトは金属製。
駆動各部にはボールベアリングを搭載。

タイヤは4輪同形状のブロックパターン。インナーは入っていないようです。
12mm六角ハブに合うものであれば他社製のタイヤも装着可能。

バッテリーはモーターの反対側に搭載。T型コネクターです。
固定はナイロンベルト式です。

受信機&ESCはシャーシセンターのアッパーデッキに、サーボは小型のものが右前に搭載
ステアリング周りはシンプルなワイパー構造でシャフトは金属製。


【走行&総合レビュー】

※テスト走行はRD2 magazine編集部の事務所敷地内と許可された屋外で行っております。

プロポ側ではトリム(ST TRIM)とスピードリミッター(TH D/R)が調整できます。
今回ステアリングトリムを中心に合わせただけでしっかりと直進しました。
スピードリミッターは最大に設定。

なお、以下レビューは購入者の参考として、5点を標準評価とした10点満点での採点をしております。
あくまでレビュワーの感性に基づいた評価ですので、目安としてご覧ください。


RD2 magazineレビュー:WLtoys DRIVING Off-Road Car

■応答性7点

走り出してまず感じる操作感は、トイラジコンではなく完全にホビーラジコン。
トイラジコンのようなスイッチ操作ではなく繊細な操作にも素直に応えてくれます。
本来の分類としてはライトホビーラジコンの車種となりますので、
セット標準のプロポやメカであることを考えると十分以上な応答性です。
このセットが買えてしまうようなメカ類を搭載したホビーラジコンにも遜色ない反応で、
スロットルもステアリングもストレスなく意図したとおりの操作が可能です。
ただし、詳細な設定変更はできないため、あくまで基本操作が思い通りにできるというものです。

■スピード 7点

550モーターに7.4VのLiPOバッテリー搭載なので、
スピードリミッターを最大にしますとギュン!と加速してくれます。
狭い場所では持て余してしまうぐらいですが大暴れするほどでもなく、
コンパクトで頑丈な車体ということもあり、全体として扱いやすいレベルです。

■走りの質 9点

バギーとしては標準的なサイズのタイヤを搭載し、金属パーツを各所に使用したスタンダードな構成のサスペンションでオイルダンパーも搭載されている為、非常に素直にしっかり曲がります。
走らせているとライトホビーラジコンということを忘れて、完全にホビーラジコンを操作している感覚を覚えます。
シャフトドライブ4WDということもあり、もちろんアンダーステア特性は感じますがイメージした通りに、よく動き・よく曲がります。
今回はコンクリート・アスファルト・土路面で走行いたしましたが、どの路面でもギクシャクすることなく素直な走行特性を見せてくれました。
1/14というコンパクトサイズなので若干ピーキーなところはありますが、ダンパーやデフがかなり柔らかめに設定されていることもあり、適度にロールが発生することで全体としてはとてもマイルドな動きで扱いやすい特性です。

■頑丈さ 10点

金属パーツを各所に使用しており、手に取ってみるだけで剛性感が伝わります。
入門向け本格ホビーラジコンと同等もしくは部分によっては勝る部分もあり、強度や剛性をとても考えられた設計になっていることが感じられます。
ライトホビーラジコンというジャンルの車だけにユーザー層を考慮して、頑丈さもついてとても考えられていることがわかります。
シャーシは金属プレートに樹脂の浅めのバスタブ構造体を取り付けた構造となっており、どんな場所でも安心して遊べるというのも大きな利点だと考えます。

■メンテナンス性 7点

前後ギアボックスは密閉になっていますが、その他は非常にシンプルな構造で掃除も手間がかからないように見えます。また、部品点数も少ないので各部を分解してのメンテナンスも一定のスキルがあれば容易でしょう。
ただし、1/14というサイズですので各部が小さい為、分解などは少々苦労するかもしれません。
なお、株式会社ハイテックマルチプレックスジャパン様からアフターパーツも入手できますので長く楽しめます。
ただし、オフロードでの走行時はシャーシカバーがないため、それなりに清掃が必要となることは付け加えておきます。

■拡張性 8点

株式会社ハイテックマルチプレックスジャパン 様にて様々なパーツが用意されておりますので、
使用者のレベルに合わせてカスタマイズが可能です。

■総評 9点

入門用ホビーラジコンと言われるものと比べても全く見劣りしないRTRのライトホビーラジコン。
ホビーラジコンカー同様の構造で設計されており、走りも本格的。

かつ、壊れにくいシンプルな構造であり、タイヤも様々な場所での走行を想定したものが標準搭載されておりますので、色々なシチュエーションで楽しむことができます。

また、フラットダートや入門者向けのオフロードコースであればサーキット走行も可能というポテンシャルの高さを持ちあわせております。

550モーターの適度なスピード感であり、更にホビーラジコン同等の意図した通りに動く操作感を十分に体験できる
この品質・性能のRTRフルセットで、販売価格が約2万1千円はコストパフォーマンス抜群です。

なお、当RD2 magazineレビューでは共通して指摘しておりますが、付属のバッテリーがLiPOバッテリーであるというリスクがあります。取扱説明書記載の注意事項を守って正しい取扱いをすればリスクというほどのものではありませんが、万が一それを怠った場合にLiPOバッテリーは、意図ない火災が発生する可能性があることは認識しておくべきです。未経験者の方が手にする可能性が高いことも考慮しまして、あえて満点から1点引かせていただきました。

本製品はラジコンカーにちょっと興味があるという未経験者の方や、親子で遊んでみたいけれどトイラジコンじゃ物足りないという方、更にちょっと狭いオフロードコースで手軽に遊べるマシンが欲しいというホビーラジコン経験者にもオススメできる素晴らしい製品です。

■オススメユーザー

  • ラジコン未経験でちょっと興味を持った方
  • 親子で広場などで楽しみたい方
  • ラジコンに精通していて安くて面白いバギーを試してみたい方
  • コンパクトな本格的なバギーを試してみたい方

今回のレビュワー

神崎 希 – Nozomu Kanzaki(RD2 magazine編集部)

普段はホビーラジコンのオンロードツーリングカーや、オフロード2WDを中心に楽しんでいる編集部員。
ちょっと変わったモデルにも手を出しては、メンテナンスが追い付かないとよく嘆いている。




 

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